【3月1日 AFP】ロシアのバシリサ・エルマコワ(Vasilisa Ermakova)ちゃん(6)はまだ小学校にも行っていない年齢だが、スノーボードの天才として、すでに知られた存在だ。

 バシリサちゃんは首都モスクワの郊外で毎日5時間、スノーボードの練習をしている。すでに多くの国内記録を塗り替えてきた。母親のナタリアさんは「毎日練習に行きたがるんです。夏でも、雪を降らせてって言うんです」と話す。

 スノーボード選手だった父親のアントンさんに3歳の頃からスノーボードを教わっているバシリサちゃんはすでに、大きなバンクで360度回転するジャンプや540度のスピンさえ習得している。

「鳥のように飛ぶの」。大技を決めて着地したバシリサちゃんは言う。インスタグラム(Instagram)のアカウントには3万6000人を超えるフォロワーがいる。複数の大手スポーツブランドも注目し、トレーニングのスポンサーになっている。

 アントンさんは「いつか、Xゲームズ(X-Games、エクストリームスポーツの競技大会)で優勝してほしい」「そうでなければ、五輪選手になってほしい」と娘に対する期待を口にした。

 ナタリアさんによると、バシリサちゃんも同じ夢を描いている。「たくさんのメダルを取りたいんですって」

 だが、スノーボードをしていない時は「歌やお絵描きや雪合戦が大好きな普通の女の子」なのだと、ナタリアさんは話した。(c)AFP