【2月19日 AFP】米大リーグ(MLB)を揺るがせているヒューストン・アストロズ(Houston Astros)などの電子機器を使ったサイン盗みについて、同国プロバスケットボール(NBA)界のスーパースター、レブロン・ジェームズ(LeBron James)もMLBの選手たちに同調し、アストロズを違反者と批判している。

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 リーグの調査により発覚したアストロズの組織的なサイン盗みに対しては、ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)のアーロン・ジャッジ(Aaron Judge)やロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles Angels)のマイク・トラウト(Mike Trout)、そして2017年のワールドシリーズでアストロズに惜敗したロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)の複数選手が意見を口にしている。

 その中でジェームズは、自身のツイッター(Twitter)に「自分が野球選手じゃないのは分かっているが、スポーツマン界の人間ではあるし、誰かがずるをして俺からタイトルを盗んだことが分かったら、ブチ切れる。自分が抑えられないくらいにね」と書き込んだ。

 そして「コミッショナーは、選手たちがきょう言葉にした不快感や怒り、心の傷、苦痛に耳を傾けてほしい」「ボールはまさしくあなた方のコート(グラウンドと言うべきか)にある。スポーツ界全体のためにも、この状況を正す必要がある」と続け、違反の影響を受けたリーグのスターたちの批判をよく聞くべきだとロブ・マンフレッド(Rob Manfred)コミッショナーに訴えた。

 ジェームズは「やっている競技に限らず、スポーツジャンキーな人間による私見」というハッシュタグでツイートを締めくくっている。(c)AFP