【2月17日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー、ジェネシス・インビテーショナル(Genesis Invitational 2020)は16日、米カリフォルニア州パシフィック・パリセーズ(Pacific Palisades)のリヴィエラ・カントリークラブ(Riviera Country Club、パー71)で最終日が行われ、アダム・スコット(Adam Scott、オーストラリア)が通算11アンダーで優勝した。

 世界ナンバーワンのロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)が2オーバー「73」、大会ホストのタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)も6オーバー「77」と苦しむ難しいコンディションの中、スコットは2ボギー、1ダブルボギーをたたきながらも、5バーディーを奪って1アンダー「70」でまとめた。

 韓国のカン・スン(Sung Kang)と、スコット・ブラウン(Scott Brown)とマット・クーチャー(Matt Kuchar)の米国勢を2打差の2位タイに抑えたスコットは、「この名高いゴルフコースで名誉ある大会を制すことができ、この上なく満足している。特に自分のゴルフが試される中で首位で終えられたのだからなおさらだ。簡単ではなかった」と喜んだ。

 リヴィエラでスコットがトロフィーを掲げるのは今回が2度目だが、プレーオフを制した2005年大会は雨で36ホールに短縮されていたため、PGAツアーの優勝にカウントされなかった。しかし、今回の優勝は2013年マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2013)覇者の米ツアー通算14勝目として、記録に刻まれる。

 マキロイは松山英樹(Hideki Matsuyama)やブライソン・デシャンボー(Bryson DeChambeau、米国)ら4人と並び通算8アンダーの5位タイとなり、首位と15打差で最終日を迎えたウッズは、この日も上がり6ホールで5ストローク落とすなど最悪に近いラウンドを送り、通算11オーバーで予選通過者の中では最下位の68位に沈んだ。(c)AFP/Rebecca BRYAN