【2月13日 AFP】インドネシア・ジャワ(Java)島にある世界で最も活動的な火山の一つ、ムラピ(Merapi)山が13日、噴火した。火口からは真っ赤な溶岩が流出し、灰色の噴煙は上空2000メートルに達した。

 噴火は同日早朝に発生。当局は警戒レベルは引き上げなかったものの、航空各社に対しては周辺の運航時の注意喚起を行った。

 ムラピ山の近くには文化都市ジョクジャカルタ(Yogyakarta)もあり、同山で火山活動が発生すれば警戒が求められる。住民は、火口から半径3キロ圏内への立ち入り禁止を命じられた。

 同山では2010年に大規模な噴火があり、300人以上が死亡、住民約28万人が避難を余儀なくされた。

 インドネシアは環太平洋火山帯に位置し、130近い活火山がある。(c)AFP