【2月13日 AFP】イタリアの郵便を担うポステイタリアーネ(Poste Italiane)は12日、同国セリエAのユベントス(Juventus)を率いるマウリツィオ・サッリ(Maurizio Sarri)監督が、重圧から逃れたいなら郵便の仕事をしていただろうと発言したことに対し、激しく反論した。

 リーグ戦のアウェーゲームで直近2連敗中の王者ユベントスは、得失点差でインテル(Inter Milan)を下回り首位陥落となった。

 イタリア杯(Italian Cup 2019-20)の準決勝、ACミラン(AC Milan)との第1戦を13日に控えた61歳のサッリ監督は、「厳しい目を向けられるのが嫌だったら、郵便局での仕事を志願していただろう」と記者会見でコメントした。

「すべてがいつも通り。今は2月で、われわれはすべての大会に参加しており、今季掲げた目標に沿っている」

 これに対し、ポステイタリアーネはツイッター(Twitter)で以下のように反論した。

「ポステイタリアーネは、サッリ監督を招待する。そうすれば、貴重な時間を数分つかうだけで、郵便局が新卒の社員から最も魅力的な会社の一つに選ばれ、世界で最も職場における生活の質が高い500社の一つとして認識されている、イタリア最大の企業であることが分かるだろう」

「サッリ監督の主張に反し、市民や企業、行政に対して責任を伴う郵便局にはプレッシャーが確かに存在する」

「われわれの日々の仕事を直接見るために、彼が1万5000局のうちどこかの局に訪れるのを待っている」

 ナポリ(SSC Napoli)やイングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)を率いていた元銀行員のサッリ監督は、今季からマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)氏の後任としてユベントスの指揮官を務めている。(c)AFP