【2月10日 AFP】(更新)英政府は10日、新型コロナウイルスの流行が「深刻で差し迫った脅威」だと警告し、国民を守るための新たな措置を発表した。

 保健・社会福祉省は、「新型コロナウイルスの発生もしくは感染は、公衆衛生に対する深刻で差し迫った脅威である」と指摘。

 まず病院2か所が「隔離」施設として指定された。病院には現在、流行の中心地である中国・武漢(Wuhan)から帰国した英国人が収容されている。

 また感染者は公衆衛生に対する脅威をもたらしかねないとみなされた場合、強制的に隔離することができるようになる。

 マット・ハンコック(Matt Hancock)保健・社会福祉相は、新たな措置が「確実にウイルスの感染から可能な限り国民を守ることになる」と話している。

 英国では現在4人の感染者が確認されている。(c)AFP