■オンライン教育は教室より要求が高く、保護者の協力が不可欠

 専門家によると、教室での授業をオンライン教育へ切り替えることは、簡単な話ではないという。

 教師の監督がないことにより、オンライン教育の効果は割引して考えねばならない。中国科学院心理研究所の史占彪(Shi Zhanbiao)教授によると、「オンライン授業に求められるレベルは、学校の教室での授業よりはるかに高い。教師と保護者は、子供がオンライン教室を本物の教室と考え、学校の授業と同じように時間を守り、宿題をやり、指導を受けるように意識させなければならない。一切手抜きは禁物だ」という。

 今や、子供の勉強はほとんど自宅でやるしかない。保護者の行動が、子供の勉強の成果に大きな影響を与える。北京市では、新たな政策が出され、共稼ぎの家庭で保護者の一人が自宅で子供の面倒を見る場合、有休扱いとなった。

 しかし、保護者にとって、どのように子供に勉強をさせるかは、依然、頭の痛い問題だ。(c)CNS-経済日報/JCM/AFPBB News