NBAが注目する未来のドラ1候補、コンゴ出身の17歳クミンガ
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■13歳で米国移住、ドラフト全体1位指名の可能性
13歳でコンゴ民主共和国から米国へ移住したクミンガは、4年間で四つの高校を渡り歩く紆余(うよ)曲折を経て、現在はパトリックスクールに通っている。近くに親族はいるし、兄はテキサス州の大学でバスケットボールをプレーしているが、両親とは母国をたって以来一度も会っていない。本人も「自分はまだ子どもだし、寂しい気持ちはある」と話している。
アフリカから渡米するのは費用がかさむし、査証の発給も受けなくてはならない。そのせいでクミンガは両親と再会できず、また年代別代表を含めて一度も着たことのない母国代表のジャージーにも、当面は袖を通す機会が訪れそうにない。
代表の側にも、まだ若いクミンガを焦って招集するつもりはない。それでもスタッフは「彼の動向はしっかり追っている」「時間をかけて考えていきたい」と話しており、2021年のアフリカ選手権(AfroBasket 2021)で代表デビューを飾る可能性は残っている。
NBAでは、高校卒業から1年がたつとプロ入りの資格が得られる。高卒即NBA入りが15年にわたって禁止される中で、NBAは現在、そのルートを復活させるルールの採用を検討しているが、クミンガの卒業までに規則が変わる可能性は低く、彼も大学での1年間のプレーを挟むことになりそうだ。
2019年の時点で、クミンガは2022年のドラフト全体1位候補として名前が挙がっている。同じコンゴ民主共和国出身で、ユタ・ジャズ(Utah Jazz)でプレーするエマニュエル・ムディエイ(Emmanuel Mudiay)も、高卒ドラフトがあれば「あれだけの才能の持ち主だから、おそらく1位指名だろう」と話している。
それでもムディエイは、「彼はとてもしっかりしている」から、NBA入りという目標を見失うことはないはずだと話している。
クミンガが道を踏み外さないようにと、ハリントン氏の他にも、ブルックリン・ネッツ(Brooklyn Nets)でプレーするカイリー・アービング(Kyrie Irving)ら学校OBが体育館を訪れ、助言を送っている。ムディエイは「僕らのような海外から来た選手は、目標をしっかり持っている」「彼の目標はNBA入りだ」と話した。(c)AFP/Thomas URBAIN