トイレに籠城、防犯画像で犯人の動き追う 瞑想も…タイ銃乱射 巻き込まれた人たち
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■トイレに広がる恐怖
チャナティップさんが身を潜めていたトイレのドアを誰かが強くたたくと、トイレ中に恐怖が広がった。
「私はドアをたたいたのは銃乱射犯かもしれないと思った。ある女性が『誰なの?』と尋ねたが、返事はなかった。女性はドアを開けようとしたが、私たち全員で開けないように女性を説得した」とチャナティップさんは語った。
事件発生当日の8日午後9時(日本時間同11時)、チャナティップさんたちは警察から、建物の外に出られるようになったと伝えられ、数十人が整然と脱出した。しかし、駐車場に到着した時に複数の銃声が鳴り響き、この人たちは全力で走って逃げた。
施設内には多数の客が取り残され、スポーツジムのトイレや飲食店のテーブルの下、店舗内に縮こまり、銃乱射犯の居場所に関する情報をかき集めた。
ファストファッションブランド「H&M(へネス・アンド・マウリッツ)」の商品倉庫に身を潜めていた40代のフィリピン人教師の男性は、平静を保つために瞑想(めいそう)していたという。
母親とショッピングモール1階のトイレに5時間閉じこもったラパットラダー・カムピーポン(Lapasrada Khumpeepong)さん(13)は、9日に行われた事件の犠牲者29人と負傷者への祈りの集会でAFPに対し、「すべてがあっという間に起きた」と語り、追悼メッセージボードに「私たちの命を救うため犠牲になった方々に感謝します」「あなたたちがいなければ、私たちは今日ここにいなかったでしょう」と書き込んだ。(c)AFP/Dene-Hern Chen in Nakhon Ratchasima with Aidan Jones in Bangkok