【2月12日 AFP】イタリア北西部にある自称独立国のセボルガ(Seborga)では、咲き誇るミモザの花の収穫が急ピッチで進められている。関係者によると、気候変動でミモザの開花時期が年々早まっているという。

 ミモザは例年、3月8日の「国際女性デー(International Women's Day)」の頃に需要が高まる。そう語るのは、セボルガで協同組合を運営するフランコ・フォグリアリーニ(Franco Fogliarini)さんだ。

 フォグリアリーニさんは「近年は気候変動の影響で、2月や1月上旬という早い時期に開花を迎える」と指摘。「われわれにとっては、収穫と販売の時間がほとんどなくなり、いささか問題だ」

 セボルガの地域経済はここ半世紀にわたり、ミモザに大きく依存してきた。手摘みされた花々は丁寧に箱に詰められ、国内外に出荷される。(c)AFP