【2月9日 AFP】スイスのジュネーブで先週行われたリビア内戦の停戦協議は8日、合意に至らないまま終了した。国連(UN)は、18日に改めて協議することを提案した。

 協議は国連が正統性を認める首都トリポリの国民合意政府(GNA=暫定政府)と、東部を支配する実力者ハリファ・ハフタル(Khalifa Haftar)氏の軍事組織「リビア国民軍(LNA)」の間で停戦を実現するのが狙い。

 国連は、包括的な停戦合意の達成に向けて協議を継続する必要性で両勢力が一致したため、国連リビア支援団(UNSMIL)はジュネーブで2020年2月18日に新たな協議を行うことを提案したと発表した。

 国連リビア支援団のガッサン・サラメ(Ghassan Salame)団長は先に、休戦を完全な停戦に転換する必要があることでは両勢力が一致しているものの、「意見の相違点」があると語っていた。

 協議は広範な和平協議で設置された「軍事委員会」の一環で、GNAの高官5人とハフタル氏に任命されたLNA代表5人が参加した。先月関係国の首脳らがドイツのベルリンで開いた協議では、長期化したリビア内戦の終結に向けて外国の介入の停止や武器禁輸の徹底を盛り込んだ声明が採択された。

 リビアは産油国であるものの、2011年に北大西洋条約機構(NATO)の支援を受けて反体制派が蜂起した中で独裁者のムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐が殺害されて以来、内戦による分裂状態が続いている。ハフタル氏の軍事組織は昨年4月、首都トリポリの制圧を目指して攻勢を強めた。(c)AFP