【2月7日 AFP】ヘリコプター墜落事故で先月亡くなった米プロバスケットボール(NBA)の元スター選手コービー・ブライアント(Kobe Bryant)氏を含む9人の追悼式が、今月24日にロサンゼルスのステープルズ・センター(Staples Center)で行われると、6日に米メディアが報じた。

 この追悼式については、二つの匿名の情報筋の話として伝えた米紙ロサンゼルス・タイムズ(Los Angeles Times)と、ブライアント氏の家族に近い関係者から情報を得たCNNが報じたが、公式発表はされていない。

 ブライアント氏が20シーズンにわたって活躍したロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)やステープルズ・センター、ロサンゼルスのエリック・ガルセッティ(Eric Garcetti)市長執務室は、この追悼式が予定されていることを認めていない。

 ブライアント氏はキャリアの後半で背番号24番をつけ、同じく事故で亡くなった次女ジアナ(Gianna Maria-Onore Bryant)さんは学校のバスケットボールチームで2番を背負っていたことから、「2月24日」という日付は象徴的な意味を持つことになる。

 レイカーズとロサンゼルス・クリッパーズ(Los Angeles Clippers)の本拠地で、コンサートでも使用されるステープルズ・センターでは、米歌手のマイケル・ジャクソン(Michael Jackson)さんやラッパーのニップジー・ハスル(Nipsey Hussle)さんの追悼式典も開催された。

 レイカーズも、ブライアント氏が亡くなってから初めて行われた本拠地でのポートランド・トレイルブレイザーズ(Portland Trail Blazers)戦で、チームのレジェンドを追悼した。

 ブライアント氏を追悼したファンは、ステープルズ・センターの外で自然発生的に祭壇を作り、山積みになった花の隣にバスケットボールやユニホーム、ぬいぐるみ、その他の記念品を供えた。

 供えられた物は取り除かれており、ステープルズ・センターのスタッフによれば、使用済みの花は会場周辺にある植栽の腐葉土として使われるという。また、ブライアント氏の妻ヴァネッサ(Vanessa)さんの希望により、それ以外の無数の供え物は梱包(こんぽう)され夫人のもとに送られた。(c)AFP