【2月4日 AFP】16日に米シカゴで開催される米プロバスケットボール(NBA)のオールスターゲーム2020(2020 NBA All-Star Game)では、先日ヘリコプター墜落事故で亡くなった元スター選手のコービー・ブライアント(Kobe Bryant)氏と同氏の次女ジアナ(Gianna Maria-Onore Bryant)さんを追悼するため、両チームが二人が生前に着用した背番号をつけてプレーする。

 先日、ブライアント氏は娘4人の父としての引退生活を楽しんでいたと涙ながらに話していたロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)のレブロン・ジェームズ(LeBron James)は3日、オールスターでジアナさんがつけていた背番号2のジャージーを着用することを選んだ理由について問われると、「ズリ(Zhuri)」と答え、自身の5歳の娘の存在を挙げた。

 オールスターでは、ミルウォーキー・バックス(Milwaukee Bucks)のヤニス・アデトクンポ(Giannis Antetokounmpo)がキャプテンを務めるチームが、ブライアント氏がキャリアの後半に使用した背番号24をつけ、ジェームズが率いるチームが2番を着用する。

 この日、チームの練習施設でトレーニングに臨んだジェームズは、レイカーズの選手たちはブライアント氏の死に向き合いながら、前進する道を模索している最中だとして、「きょうは新たな一週間の始まり」「充実したワークアウトと練習ができた」「試合に勝ち続け、成長し、最高のチームになるために、一丸となってやらなければならないことに集中していく。きょうはチームとして良い一日を過ごせた」と語った。

「一人で大丈夫な選手なんているはずがない」「この一週間はみんなで経験した一週間なんだ」「強さを得るためには、誰かを頼りにしないといけない。そうしないと、みんなで一緒に乗り越えることはできない」 (c)AFP