【2月1日 AFP】米上院で開かれたドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領の弾劾裁判は1月31日、新たな証人の召喚と新証拠の提出の是非をめぐる採決を行い、賛成49反対51で否決した。

 議員らはおおむね所属政党の方針に沿って票を投じ、ジョン・ボルトン(John Bolton)前大統領補佐官(国家安全保障問題担当)らトランプ氏の側近の証人尋問を求める民主党の試みは阻止された。

 共和党のミット・ロムニー(Mitt Romney)上院議員とスーザン・コリンズ(Susan Collins)上院議員が造反し賛成に回ったが、過半数には届かなかった。

 ミッチ・マコネル(Mitch McConnell)上院院内総務は1月31日、弾劾裁判の評決は来週になると表明した。

 複数のメディアが上院議員の話として報じたところによると、評決は5日に下される見通し。上院は3日まで休会した後、2日間の最終弁論と審議が行われ、評決が下される。上院は共和党が多数派を占めているため、無罪評決がほぼ確実視されている。

 ホワイトハウス(White House)はトランプ氏の一般教書演説が行われる4日までに無罪を確定させたい考えだったが、それは不可能な見通しとなった。(c)AFP