【2月1日 AFP】イランが1月、イラクにある駐留米軍基地に対して行ったミサイル攻撃について、米国防総省は新たに情報を公開し、負傷した米兵の数が64人に増えたことが明らかになった。

 1月8日にイランが行った、イラク西部にある米兵が駐留する基地への攻撃をめぐり、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は当初、米国人の負傷者はいなかったと発表していた。

 民主党は後に、トランプ大統領が人的被害を小さく見せようとしていたと非難している。

 米国防総省のトーマス・キャンベル(Thomas Campbell)報道官は1月30日、米兵らは軽度の外傷性脳損傷(TBI)と診断されたと明かした。

 同省によると、TBIと診断された兵士のうち、39人はすでに任務に復帰。これ以外の兵士らは、米国に帰国したか帰国を待っている状況、あるいは現在容体の評価中だという。

 攻撃が発生した際、基地に駐留していた米兵約1500人の大半は、上官らから事前に警告を受けて地下壕(ごう)に退避していた。(c)AFP