【1月30日 AFP】サッカースペイン国王杯(Copa del Rey 2019-20)は29日、4回戦が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)は2部のレアル・サラゴサ(Real Zaragoza)に4-0で勝利して準々決勝進出を決め、公式戦の無敗を20試合に伸ばした。

 敵地エスタディオ・デ・ラ・ロマレーダ(Estadio de La Romareda)に乗り込んだレアルは、この日もエデン・アザール(Eden Hazard)とギャレス・ベイル(Gareth Bale)を負傷で欠いたが、ラファエル・バラン(Raphael Varane)とルーカス・バスケス(Lucas Vazquez)、ビニシウス・ジュニオール(Vinicius Junior)にゴールが生まれ、カリム・ベンゼマ(Karim Benzema)も途中出場から追加点を挙げた。

 一方のサラゴサはかつて1部リーグに定着していたが、2013年に2部に降格してから昇格できずにいる。今季は昇格を狙える順位につけているが、今週末には首位カディス(Cadiz CF)とのアウェーゲームを控えており、優先順位が他にあるようだった。

 サラゴサを率いるビクトル・フェルナンデス(Victor Fernandez)監督は8人の選手を入れ替え、ドイツ・ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)やイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)でもプレーした30歳の香川真司(Shinji Kagawa)も先発メンバーに名を連ねた。

 レアルは6分、トニ・クロース(Toni Kroos)のショートコーナーから最後はバランが押し込み、サラゴサの番狂わせの望みをくじくと、その後は再びクロースのお膳立てからバスケスが追加点を挙げた。

 サラゴサに押し込まれゴールを脅かされもしたレアルだったが、72分にビニシウスがハメス・ロドリゲス(James Rodriguez)とのワンツーから3点目をマーク。79分にはベンゼマがダニエル・カルバハル(Daniel Carvajal)のクロスに合わせ、快勝を飾った。(c)AFP