【1月29日 AFP】女子テニス協会(WTA)は28日、4月からクレーコートで初めてビデオ判定を試験導入すると発表した。米チャールストン(Charleston)で行われるボルボカー・オープン(Volvo Car Open 2020)から適用される。男子プロテニス協会(ATP)も数日前に同様の決定を発表したばかりだった。

 これまでクレーコートでは、ハードコートやグラスコートと同様にライン判定でチャンレンジシステムを使用することができず、主審が赤土に残ったボールの跡をチェックしていたが、正しい位置を確認することが難しい場合もあり、何度も議論を呼んでいた。

 チャールストン大会では、他のサーフェスと同様に選手は1セットにつき3回チャレンジすることができるようになり、ボールの跡の確認はなくなる。

 またWTAは、来月のドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2020)とハンガリアン・レディース・オープン(Hungarian Ladies Open 2020)で、プレーヤーボックスからのコーチングを試験的に認める。

 WTAによれば、コーチはボックスから言葉で選手を励ましたり、手ぶりを使ったり、簡単な指導をしたりすることを許可されるが、細かいコーチングの会話は現行通り、1セットにつき1回許されているルールを使って選手がコート上にコーチを呼んだ時に限られる。(c)AFP