【1月29日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)の元スーパースター、コービー・ブライアント(Kobe Bryant)氏(41)ら9人が死亡した26日のヘリコプター墜落事故に関して、ロサンゼルスの検視局が28日、ブライアント氏ら4人の身元が確認されたと発表した。

 この事故では、特別対策チームが当日のうちに機体の残骸から3人の遺体を収容し、周辺の捜索を再開した27日に残る6人を発見した後、検視局の施設へ遺体を移して検視と身元確認を行っていた。

 そして事故から2日後の28日、4人の身元が指紋を使って明らかになり、そのうち1人がブライアント氏であることが確認された。

 他の3人は、パイロットのアラ・ゾバヤン(Ara Zobayan)さん、野球指導者のジョン・アルトベッリ(John Altobelli)氏、そしてサラ・チェスター(Sarah Chester)さんだという。

 ブライアント氏の娘ジアナ(Gianna Maria-Onore Bryant)さん(13)を含む残りの5人は、まだ正式に身元が確認されていない。

 レイカーズで5回のファイナル制覇を果たし、米国代表としても五輪2大会の金メダルを獲得したブライアント氏の事故死は、世界中にショックを与え、多くの人や団体が哀悼の意を表し続けている。

 NBAに対しても、リーグのロゴをブライアント氏を思わせるものにデザインし直してほしいという要望が出され、嘆願書には28日昼の時点で200万筆の署名が集まっている。(c)AFP/Andrew MARSZAL