【1月28日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2020)は28日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第3シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)はテニス・サングレン(Tennys Sandgren、米国)を6-3、2-6、2-6、7-6(10-8)、6-3で下し、4強入りを果たした。

 ドラマに満ちた一戦で、普段は冷静沈着なフェデラーは暴言によるコードバイオレーションを言い渡されたり、珍しくメディカルタイムアウトを取ったりしたが、7度のマッチポイントをしのぎ、キャリア最大級の大逆転勝利を収めた。

 準決勝では第2シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)と第32シードのミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)の勝者と対戦するフェデラーは試合後、「この勝利に自分はふさわしくない。でも今ここに立てていて、本当にうれしいのは間違いない」と話し、「(負けている時は自分に)奇跡を信じろと言い聞かせた」と付け加えた。

「きょうは本当に信じられない。今何時なのかもわからない。ここに立てているのはラッキーだし、(準決勝では)このチャンスを最大限に生かすほかない」 (c)AFP