【1月27日 AFP】26日に米ロサンゼルスで開催された第62回グラミー賞(Grammy Awards)授賞式で、ミシェル・オバマ(Michelle Obama)前米大統領夫人の回顧録「Becoming(日本語版:マイ・ストーリー)」のオーディオブックが、最優秀スポークン・ワード・アルバム賞に選ばれた。前ファーストレディーの経歴に、グラミー賞受賞の功績が追加された。

 夫のバラク・オバマ(Barack Obama)前大統領も著書で最優秀スポークン・ワード・アルバム賞を2度受賞しており、グラミー賞のトロフィーがオバマ家に授与されるのはこれが3度目。

 ミシェル夫人は、2018年末に出版したこの回顧録の中で、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領がオバマ前大統領の米市民権を疑問視し、米国外で生まれたとする説を広めたことを厳しく非難。出生にまつわる「全ては、ばかげた卑劣な行為であることは言うまでもなく、隠しようのない偏見と外国人嫌悪が根底にある」とつづっている。

 また、回顧録では私生活についても掘り下げて言及し、流産の経験や体外受精で娘を授かったこと、夫婦関係についてカウンセラーの助言を求めた過去などを明かしていた。(c)AFP