【9月18日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)前米大統領は17日、スウェーデンの高校生で環境保護活動家のグレタ・トゥンベリ(Greta Thunberg)さん(16)と面会したと明らかにした。

 オバマ氏はツイッター(Twitter)への投稿で、16日にトゥンベリさんと面会したことを発表するとともに、トゥンベリさんを「世界で最も卓越した提唱者の一人」と評価。さらにオバマ財団(Obama Foundation)は2人の面会を撮影した映像を公開した。

 トゥンベリさんは炭素排出量ゼロのヨットで大西洋を横断し、現在米国を訪れている。オバマ氏との面会でトゥンベリさんは「世界に影響を与え、変化を及ぼすのに存在が小さすぎる人など一人もいない。だからできることは何でもしよう。創造的になろう」と訴えた。

 オバマ氏はトゥンベリさんに「あなたと私、われわれは仲間だ」と語り掛けた。また、ツイッターの投稿で「トゥンベリさんは自分の世代が気候変動の衝撃に耐えられると確信しており、実際に行動を起こすことを恐れていない」と評価した。

 トゥンベリさんは16日、気候変動対策の必要性を訴える姿勢を評価され、国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)から「良心の大使賞(Ambassadors of Conscience Award)」を授与された。また、20日にはニューヨークで行われる「グローバル気候マーチ(Global Climate Strike)」に参加する予定。(c)AFP/Issam AHMED