【1月27日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2020)は27日、男子シングルス4回戦が行われ、大会第5シードのドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)が第10シードのガエル・モンフィス(Gael Monfils、フランス)に6-2、6-4、6-4で勝利し、自身初の8強入りを果たした。

 全仏オープンテニス(French Open)で2度の決勝を経験しているティエムは、したたかなプレーで経験豊富なモンフィスを圧倒。モンフィスは32本のアンフォーストエラーを犯すなどミスが目立ち、アンダーサーブを打つなどして必死に対抗したが、なすすべなく自身2度目の準々決勝進出を逃した。

 勝利した世界ランキング5位のティエムは、第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)と第23シードのニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)の勝者と準々決勝で対戦する。

 この試合以前から5戦全勝の対戦成績を収め、モンフィスを得意としてきたティエムは、「ここまでで最高の試合ができた。調子が良かった」「スコアが表すほど簡単な試合ではなかった。ガエルに対してはいつもベストのテニスができる」と話し、オーストリア男子選手としては2002年以来の全豪オープン8強入りを喜んだ。(c)AFP