【1月27日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2020)は26日、男子シングルス4回戦が行われ、大会第3シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は4-6、6-1、6-2、6-2でマートン・フチョビッチ(Marton Fucsovics、ハンガリー)を退け、大会最多15回目となる準々決勝進出を果たした。

 フェデラーは第1セットを落として出遅れたが、素早く切り替えてからは一方的な試合運びを見せ、全豪オープンで7度目、四大大会(グランドスラム)で21度目となるタイトル獲得へまた一歩近づいた。

 28日の準々決勝では、第12シードのファビオ・フォニーニ(Fabio Fognini、イタリア)を4セットの接戦の末に破った世界ランキング100位の伏兵、テニス・サングレン(Tennys Sandgren、米国)と顔を合わせる。

 第2セットから第3セットにかけて7ゲームを連取したフェデラーは、「こういうふうにゲームを連続で取る力があると分かるのは良いこと」「どんな大会でも、良いプレーができている時はどこかのタイミングでこういったゲームの連取がある」と話した。

 全豪オープンで15回目の8強入りは、ジョン・ニューカム(John Newcombe)氏の14回を抜いて単独最多。またグランドスラムのベスト8入りも57回目となり、46回で2位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)に大差をつけている。

 ジョン・ミルマン(John Millman、オーストラリア)との3回戦では、5セットの死闘を余儀なくされていたが、38歳という年齢にもかかわらず、この日は疲れた様子を全く見せなかった。

「特にミルマン戦の後だったことを考えれば、第1セットを落としてから、あのような時間帯があったのは良かった。それで最終的に状況をコントロールできた」 (c)AFP/Martin PARRY