中国の通関、時間短縮に成功 2年で半分近くに
このニュースをシェア
【1月31日 東方新報】中国の税関総署が13日に発表したところによると、2019年末までに中国の通関時間が2017年当時の半分近くに短縮された。今後、さらに対外貿易の利便性が高まっていくと期待されている。
短縮目標は、予定よりほぼ2年前倒しで達成できたという。2019年12月時点、全国の輸入全体にかかわる通関時間は36.7時間で、2017年比で62.3%に短縮。輸出通関時間は2.6時間で、同78.6%に短縮できたという。
2018年の国務院が打ち出した「通関運営環境優良化貿易利便化促進工作法案」では、2021年末までに2017年の50%に短縮する計画だ。
このため通関の流れにおいては、輸出入企業の申告項目を簡素化し、もともと229あった記入項目を105に削減。輸出入監督管理証明も46種にまで減らした上、2019年はさらに、2種類の証明書の通関検査を取り消した。また、安全性と秘密保持が必要な4種以外の40種の証明書すべてがオンラインで申請・処理でき、通関の検査業務もネット上で自動的に行われるようになった。
通関費用も、通関各組織の関連部門が共同で徴収を実施、コストを抑えている。港湾の経営サービス費の徴収項目は15項目から11項目に減らし、貨物港運営費、公安施設保安費、荷引き渡し費などの基準も値下げされた。1企業あたり年間18億元(約283億円)のコスト削減となっているという。
世界銀行が発表した「ビジネス環境報告」によれば、中国の対外貿易利便性は世界56位で、日本を超えている。中国の貿易輸出総合コストは2017年から42%下がり、輸入コストは65.3%下がった。
こうした通関環境の改善に加えて、米中貿易戦争も緩和のシグナルが発信され、自由貿易テスト区の増加などもあり、貿易関連企業は2018年下半期以来の自信を取り戻しつつある。関税総署が毎月対外貿易企業3000社に対して行うアンケートでは、楽観する企業が急増。玩具、プラスチック製品、家具の輸出分野で、それぞれ26.1%、22.7%、14.2%増えた。中国の貿易産業が再び活気を取り戻し、経済のけん引力としての期待が高まったといえる。(c)東方新報/AFPBB News