【1月26日 AFP】スペイン1部リーグ、レアル・マドリード(Real Madrid)のジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は25日、負傷したギャレス・ベイル(Gareth Bale)を擁護した。

 ベイルは22日に行われたウニオニスタス・デ・サラマンカ(Unionistas de Salamanca CF)とのスペイン国王杯3回戦で先制点をマーク。3-1での勝利に貢献したが負傷交代しており、26日のレアル・バジャドリード(Real Valladolid)戦を欠場する見通しとなった。

 ふくらはぎと太ももの故障でクリスマス前に1か月以上戦列を離脱していたベイルの負傷は今季3度目。病気でサウジアラビアで開催されたスペイン・スーパーカップ(Spanish Super Cup 2020)も欠場しており、ウニオニスタス戦は復帰後第1戦だった。

 会見でジダン監督は、「起用できるときの彼は素晴らしい。これが最も重要だ」とコメント。「先日足首を痛めて今は起用できない。残念だ」「彼は周りと同じように不満に思っている。チームにいたいし、トレーニングしてプレーしたいだろうが、それは小さなことだ。月曜日(27日)に戻ってきてくれればうれしい」

 以前ベイルとジダン監督の関係は冷え込んでいて、中国移籍が破談になる前の昨夏は退団が濃厚とされていた。シーズン中の放出は見込めなくなったものの、30歳になったベイルの来夏の放出は既定路線とされている。

 ベイルの擁護は疲れないかと問われたジダン監督は、「先日彼はゴールを決めた。私は常に自分の選手を守る。彼らは私の選手で毎日トレーニングしており、お互いのために戦っている」と答えている。(c)AFP