ブラジル南東部で観測史上最多豪雨、少なくとも30人死亡
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【1月26日 AFP】ブラジル南東部ミナスジェライス(Minas Gerais)州は2日間の激しい豪雨により土砂災害と建物の倒壊が相次ぎ、少なくとも30人が死亡した。同州の市民防衛当局が25日、明らかにした。
さらに、17人が行方不明、7人が負傷、約3500人が避難を余儀なくされている。
テレビ局は、氾濫する川や冠水した地域、濁流に倒される樹木と電柱の映像を放映した。
洪水で複数の幹線道路は寸断され、多くの橋が流された。
犠牲者の多くは、土砂災害や家屋の倒壊に巻き込まれて死亡した。死者の中には少なくとも子ども2人が含まれている。
隣接するリオデジャネイロ(Rio de Janeiro)州やエスピリトサント(Espirito Santo)州も、豪雨と洪水に見舞われた。
ブラジル国立気象研究所(INMET)によると、これらの州の降水量は、110年の観測史上最多になった。ミナスジェライス州の州都ベロオリゾンテ(Belo Horizonte)では、24時間降水量で172ミリを記録した。
気象予報によると、26日は雨が次第に弱まるとみられている。しかし当局は、特にベロオリゾンテ地域で、引き続き土砂災害の危険が高いと警戒を呼び掛けている。(c)AFP