ウェストハムがFA杯4回戦敗退、トッテナムは引き分け再試合へ
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【1月26日 AFP】イングランドFAカップ(FA Cup 2019-20)は25日、4回戦が行われ、ウェストハム(West Ham)は元指揮官のスラベン・ビリッチ(Slaven Bilic)監督率いるチャンピオンシップリーグ(2部)のウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(West Bromwich Albion、WBA)に0-1で敗れた。また、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)はサウサンプトン(Southampton FC)と1-1で引き分けて再試合となった。
WBAは9分、コナー・タウンセンド(Conor Townsend)が自身クラブ初得点を記録して先制。デビッド・モイーズ(David Moyes)監督の下で下位に低迷するウェストハムは、72分に相手DFセミ・アジャイ(Semi Ajayi)が2度目の警告を受けて数的優位に立ったものの、セバスティアン・ハラー(Sebastien Haller)がヘディングのチャンスを逃すと、マヌエル・ランシーニ(Manuel Lanzini)が放ったシュートが枠を捉えられず追いつくことはできなかった。
チームがこれで公式戦4試合白星なしとなったモイーズ監督は、「われわれは強いチームで臨んだ。ホームの試合だということはよく分かっていたのでチームを機能させたかったが、良いプレーが出せる日ではなかった」とコメントしている。
サウサンプトンの本拠地セント・メリーズ(St Mary's Stadium)でトッテナムは、イタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)移籍合意が伝えられるクリスティアン・エリクセン(Christian Eriksen)がメンバーから外れ、新戦力のゲドソン・フェルナンデス(Gedson Fernandes)が先発デビューを果たした。
トッテナムはエリク・ラメラ(Erik Lamela)のパスから孫興民(Heung-Min Son、ソン・フンミン)が今季12点目を決めて先制したが、サウサンプトンは87分にダニー・イングス(Danny Ings)のクロスにソフィアン・ブファル(Sofiane Boufal)が合わせて追いついた。
また、フランク・ランパード(Frank Lampard)監督が前の試合からメンバーを8人入れ替えたチェルシー(Chelsea)は、2部のハル・シティ(Hull City)を2-1で下した。
チェルシーは6分、ミシ・バチュアイー(Michy Batshuayi)が放ったシュートが相手DFライアン・タファゾリー(Ryan Tafazolli)に当たってゴールに吸い込まれて先制。さらに64分にロス・バークリー(Ross Barkley)のFKにフィカヨ・トモリ(Fikayo Tomori)が頭で合わせて加点した。
先週、リーグ戦でニューカッスル(Newcastle United)に敗れ、アーセナル(Arsenal)とは引き分けていたチェルシーのランパード監督は、上手を取りながらも試合を終わらせることができないチームを嘆いていた。その中で、78分にカミル・グロシツキ(Kamil Grosicki)のシュートがマテオ・コバチッチ(Mateo Kovacic)に当たってゴールとなり、チェルシーはまたも神経質になる試合終盤を余儀なくされた。(c)AFP/Steven GRIFFITHS