【1月22日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2020)は22日、女子シングルス2回戦が行われ、15歳の新星コリ・ガウフ(Cori Gauff、米国)は4-6、6-3、7-5の逆転でソラナ・シルステア(Sorana Cirstea、ルーマニア)に勝利し、大坂なおみ(Naomi Osaka)との3回戦に駒を進めた。

 これがまだ3回目の四大大会(グランドスラム)出場で、全豪は今回がデビューとなるガウフは、勝利が決まると喜びをあらわにした。大坂とは昨シーズンの全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2019)3回戦で顔を合わせたとき以来、2回目の対戦で、そのときは大坂がストレートでガウフを下している。

 今大会1回戦で、2019年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2019)初戦でも破っているヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)に再び勝利したガウフは、「とても感動的だった」「こんなにたくさんの人が応援してくれるなんて思っていなかった」と2回戦突破を喜んだ。

 そしてグランドスラム優勝2回の大坂との3回戦については「素晴らしい選手だから、きっと良い試合になると思う」とコメントした。

 ガウフはセットカウント1-1で迎えた最終セット、世界74位のシルステアに敗戦まであと2ポイントに追い込まれたが、恐れを知らない15歳はそこで踏みとどまり、第11ゲームで会心のブレークを奪うと、ガッツポーズで喜んだ。

 経験で勝る29歳のシルステアとの試合を生き延びた秘訣(ひけつ)について、ガウフは「とにかく勝ちたいという気持ちと、何より観客の存在」「両親からはいつも、どんなスコアからだって逆転できると言われている」と話した。(c)AFP/Peter STEBBINGS