【1月23日 CNS】中国・山東省(Shandong)曲阜市(Qufu)の孔子博物館で18日、春節(旧正月、Lunar New Year)の時期に合わせた「孔府の年越し文物展示会」が始まった。儒学の祖・孔子(Confucius)の子孫が暮らしていた邸宅「孔府」のコレクションから選んだ約150点の文化財が並び、初めて展示されるものも多い。

 新年を祝って門に張り出す明時代の「門神画」、精巧に玉石を細工した清時代の小箱、福を祈る衣裳や祖先を祭り敬う文物など、さまざまな文化財を展示。五穀豊穣(ほうじょう)を祝う「臘八節(旧暦12月8日)」、大掃除などをして新年を迎える準備をする「小年(旧暦12月29日)」、そして春節、春節後の最初の満月の日「元宵節」(旧暦1月15日)など、文化財を通じて伝統の風習を再現する。

 孔府では孔子の直系子孫が住み続け、1000年にわたり文化を伝承してきた。一族は孔子の「詩礼伝家」の古訓を守り、盛大に春節の儀式を執り行ってきた。30万点を超す歴史資料の中には、かつての年越し行事に関する記載が多くあり、非常に貴重な文化遺産となっている。

 孔子博物館の楊金泉(Yang Jinquan)副館長は「春節は中国人にとって最も重要な祝日。家族のだんらんと繁栄を願う思いを表しており、豊かな文化的意味を持っています」「孔子の子孫たちの年越し行事などを知り、伝統文化の深さを理解してもらいたい」と話している。(c)CNS/JCM/AFPBB News