【1月21日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2020)は21日、男子シングルス1回戦が行われ、大会第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)はウーゴ・デリアン(Hugo Dellien、ボリビア)に6-2、6-3、6-0で圧勝した。

 ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)に並ぶ四大大会(グランドスラム)最多20勝目を目指すナダルは、5ゲームしか落とさない一方的な試合運びで完勝を収め、約2時間で2回戦進出を決めた。

 男子選手として初めて、異なる三つの年代で世界1位に立ったナダルは、今大会でフェデラーの記録に並ぶことだけでなく、オープン化以降では初となる各グランドスラムの複数回優勝という快挙の達成を目指している。

 しかし、フェデラーを破って優勝した2009年を除き全豪オープンでタイトルがなく、決勝で4度も敗れているナダルにとっては、厳しい仕事となる。

 この試合で38本のウイナーをたたき込み、アンフォーストエラーの数はわずか21本に抑えた33歳のナダルは、「前向きなスタート。求めているのは1回戦の突破だし、ストレート勝ちできたのはさらに良いこと」とコメントした。

 ナダルは2回戦で、フェデリコ・デルボニス(Federico Delbonis、アルゼンチン)とジョアン・ソウザ(Joao Sousa、ポルトガル)の勝者と対戦する。

 また、初のグランドスラム制覇を目指す第5シードのドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)はアドリアン・マナリノ(Adrian Mannarino、フランス)に6-3、7-5、6-2で勝利し、こちらも難なく初戦を突破している。(c)AFP