【1月21日 AFP】アジア・サッカー連盟(AFC)がイランにおける安全を懸念し、同国での国際試合開催を禁止したと報じられている問題で、イラン1部リーグに所属する4クラブは20日、処分が撤回されなければAFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2020)のボイコットを辞さない構えを示した。

 今回の騒動は、イランがテヘランの空港をたった旅客機を誤って撃墜するなど、同国で安全上の重大な問題が立て続けに起きていることを受けてのもの。イラン側はAFCの判断は偏っているとして批判しているが、連盟側は処分が正式なものであるかについては発表していない。

 チャンピオンズリーグの出場権を獲得しているエステグラル・テヘランFC(Esteghlal Tehran FC)、ペルセポリスFC(Persepolis FC)、セパハン(Sepahan)、シャー・コドロFC(Shahr Khodro FC)の4チームは、「イランで試合を開催できると連盟が正式に発表した場合のみ出場する」と共同発表した。

 また4チームの監督は、イランサッカー協会(IFF)の公式サイトに掲載された発表文の中で、今回の処分に法的根拠はないとし、AFCトップとの緊急会談を求めると記した。(c)AFP