【1月21日 AFP】現在開催中の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2020)を最後に現役を引退する元世界ランキング1位のキャロライン・ウォズニアッキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)が20日、ロッカールームで育んだ友情は引退後も続くと述べ、若手選手たちに「互いに仲良く」するようアドバイスを送った。

 この日行われた女子シングルス1回戦で、ウォズニアッキはクリスティ・アーン(Kristie Ahn、米国)を6-1、6-3で退け、2回戦に駒を進めた。

 2018年の全豪オープンで唯一の四大大会(グランドスラム)タイトルを獲得している29歳のウォズニアッキは、圧勝で初戦を突破して現役引退の日を延ばすと、「いろいろな感情があるけれど、そこはぐっとこらえるように努力している。きょうは自分でもとてもよくやったと思えた」「すべての瞬間を心から楽しむようにしているつもり」と語った。

 また、テニスから離れても特に親友のセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)との友情はこれからも続くと話し、「私たちの世代は、ジュニア時代から素晴らしい友情を築いてきた。みんなで一緒に上がってきて、ツアーでプレーする仲間だった」「私たちにはテニスを超えて続けていける友情があると思う」と語った。

 最近では大坂なおみ(Naomi Osaka)が、ツアーに出始めたころに助けになってくれたのがウォズニアッキだったと話していた。

 ウォズニアッキは、これから頭角を現してくる若手選手に自分たちの経験を引き継がせることが重要だといい、「当時のなおみのランキングが何位だったかとかは覚えていない。ジュニアから上がってきたときだった。一緒に練習をして、サーブとストロークが素晴らしいと思ったのを覚えている」と振り返った。(c)AFP