「子どもピカソ」がアート界揺るがす、ノイアー選手とコラボも ドイツ
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【2月6日 AFP】ドイツのミカイル・アカー(Mikail Akar)君(7)は、カメラのシャッター音に囲まれても、ひるむことがない。この天才芸術家の少年は、今までの人生の半分をスポットライトの中で過ごしてきたのだ。
しま模様のセーターを着て、おどけた笑顔を見せるこの少年の夢はプロのサッカー選手になることで、同じ年ごろの少年らと何ら変わったところはない。だが、ケルン(Cologne)生まれのミカイル君は実は、世界のアート界に嵐を巻き起こしている表現派の天才少年なのだ。
ドイツのメディアから「子どもピカソ」と呼ばれるミカイル君の絵画は、今や世界中の買い手に数万ユーロ(数百万円)で売られている。
■「アクション人形はもういらない」
ミカイル君の父親でマネジャーを務めるケレム・アカー(Kerem Akar)さん(38)は、AFPの取材に「わずか7歳にして世界のアート界で認められている。ドイツの他、フランスと米国からも引き合いがある」と語る。
ケレムさんが息子の早熟な才能を発見したのは偶然だった。ミカイル君の4歳の誕生日に、ケレムさんがキャンバスと手形を押して遊ぶための絵の具をプレゼントしたのがきっかけだった。
「すでにミニカーやアクションフィギュアは十分買い与えていたから、キャンバスを贈ることにした。1枚目は素晴らしくて、妻が描いたんだと思ったほどだった。まぐれだと思ったけれど、2枚目、3枚目を描くと、才能があるのは明らかだった」
■ボクシングのグローブ
ミカイル君の才能が歴然と示された最新のコレクションはドイツのサッカークラブ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)のスター、マヌエル・ノイアー(Manuel Neuer)選手とのコラボレーションだ。
このコレクションの中の1点が最近1万1000ユーロ(約130万円)で売れ、その収益はノイアー選手が行っている子どものための慈善事業に贈られた。
ジャクソン・ポロック(Jackson Pollock)を想起させる色彩が爆発した、ミカイル君に典型的な抽象表現主義風の作品だ。