【1月16日 AFP】テニス、アデレード国際（Adelaide International 2020）は15日、女子シングルス2回戦が行われ、大会第9シードのアンゲリク・ケルバー（Angelique Kerber、ドイツ）は、ダイアナ・ヤストレムスカ（Dayana Yastremska、ウクライナ）との対戦で、第2セットで背中の負傷により途中棄権し、開幕が迫る四大大会（グランドスラム）今季初戦の全豪オープンテニス（Australian Open Tennis Tournament 2020）出場に暗雲が垂れ込めた。

　2016年の全豪（Australian Open Tennis Tournament 2016）で優勝した元世界ランキング1位のケルバーは、第1セットを3-6で落として迎えた第2セットで背中に深刻な問題を抱え、2ポイントを落とすとトレーナーを呼んだ。コート上での診断の結果、現在世界18位の31歳は棄権を余儀なくされ、19歳のヤストレムスカが準々決勝に進んだ。

　その他の試合では、第8シードのマルケタ・ボンドロウソバ（Marketa Vondrousova、チェコ）が6-0、6-0とアリーナ・ロディオノワ（Arina Rodionova、オーストラリア）を52分で退け、第1シードのアシュリー・バーティ（Ashleigh Barty、オーストラリア）との準々決勝に駒を進めた。

　第6シードのアリーナ・サバレンカ（Aryna Sabalenka、ベラルーシ）は7-6（7-4）、6-2で予選勝者のベルナルダ・ペラ（Bernarda Pera、米国）を下し、準々決勝では第2シードのシモナ・ハレプ（Simona Halep、ルーマニア）と対戦することとなった。

　第4シードのベリンダ・ベンチッチ（Belinda Bencic、スイス）は接戦の末7-6（8-6）、7-6（7-4）でユリア・ゲルゲス（Julia Goerges、ドイツ）を退けた。ベンチッチは次戦、第7シードのソフィア・ケニン（Sofia Kenin、米国）に6-3、6-1で勝利したダニエル・コリンズ（Danielle Collins、米国）と戦う。

　また、ドナ・ヴェキッチ（Donna Vekic、クロアチア）は6本のエースを許したもののマリア・サッカリ（Maria Sakkari、ギリシャ）に2-6、7-5、6-1で逆転勝利し、ヤストレムスカとの準々決勝に進んだ。(c)AFP