【1月16日 CNS】中国・南京市(Nanjing)の高速鉄道南京南駅の待合室に10日、「小康(生活が安定し、少し余裕がある)写真館」が登場した。多くの中国人が帰省などで「大陸大移動」をする今月25日の春節(旧正月、Lunar New Year)に向け、春節ムードを高めている。

 中国では、春節の15日前から春節後の25日まで、計40日間が交通量の非常に多くなる「春運」の時期と呼ばれる。10日はちょうど今年の「春運」初日。南京南駅の待合室では、高速鉄道「復興号」と伝統的な在来線の旅客列車「緑皮車」の撮影用ボードが設置された。「小康写真館」の名の通り、平穏な日々を過ごせる幸せを再確認するように、家族連れや子どもたちが写真撮影を楽しんでいた。

 待合室では書道家も招き、春節を祝う「福」などの字を揮毫(きごう)して乗客にプレゼント。春節ムードを盛り上げた。(c)CNS/JCM/AFPBB News