【1月15日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のオレ・グンナー・スールシャール(Ole Gunnar Solskjaer)監督は、中東情勢が緊迫化していることを受け、同地域で行う予定だった冬季キャンプを中止することになったと発表した。

 近年、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイにあるナドアルシバ・スポーツ・コンプレックス(Nad Al Sheba Sports Complex)を頻繁に利用していたユナイテッドは、プレミアリーグで初めて導入された今冬のウインターブレークでも温暖なこの施設を訪れる可能性があった。

 しかし、米国がイラン革命防衛隊(IRGC)の精鋭部隊「コッズ部隊(Quds Force)」のガセム・ソレイマニ(Qasem Soleimani)司令官を殺害したことを受け、中東情勢は緊張感が高まっており、スールシャール監督は安全上の理由により計画が取りやめになったことを認めた。

 スールシャール監督は「心配事が一つあるとすれば、それはピッチ内のことではない」「サッカー以外のことで、より心配させられる」とコメントした。「中東地域を考えていたが、それ(中東でのキャンプ)が実現することは絶対にない」

 スールシャール監督はまた、キャンプが中止になったかわりに選手たちにはオフを与える予定だと明かした。ウインターブレーク明けの2月1日、ユナイテッドはホームにウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)を迎える。(c)AFP