【1月14日 AFP】スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)は13日、エルネスト・バルベルデ(Ernesto Valverde)監督を解任し、キケ・セティエン(Quique Setien)氏を後任に任命したと発表した。

 国内リーグで首位に立つも、公式戦の直近5試合で1勝しか挙げられていないバルセロナは、同日午後に本拠地カンプ・ノウ(Camp Nou)で4時間以上にわたって取締役会を開いた末に、バルベルデ監督の解任を決定した。同チームの指揮官がシーズン途中に任を解かれたのは、2003年のルイス・ファン・ハール(Louis Van Gaal)氏以来となる。

「FCバルセロナとエルネスト・バルベルデ監督は、双方の間で結ばれていた契約を解除することに合意した」とクラブは発表した。

 新指揮官になったセティエン氏は、14日の午後2時30分にカンプ・ノウで行われる記者会見でお披露目される。

 セティエン氏と2022年6月30日までの契約で合意したと明かしたバルセロナは、同氏について「スペインサッカー界で最も経験がある指導者の一人」「彼はキャリアを通してポゼッションを基礎とした攻撃的サッカーを支持し、ファンを魅了している」と付け加えた。

 セティエン氏の初陣は19日に行われるグラナダ(Granada CF)とのホームゲームになる予定。

 バルセロナは来月行われる欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)の決勝トーナメント1回戦でナポリ(SSC Napoli)と対戦することになっており、3月初めにはレアル・マドリード(Real Madrid)とのリーグ戦を控えている。(c)AFP/Thomas ALLNUTT