【1月11日 AFP】英国のヘンリー王子(Prince Harry)とメーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)が王室の主要な公務から退くと電撃発表し、英王室の混乱が続く中、メーガン妃が休暇で訪れていたカナダに戻っていたことが10日、明らかになった。エリザベス女王(Queen Elizabeth II)は危機の打開に向け、皇太子らと緊急協議を行った。

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 ヘンリー王子夫妻は、高位王族の地位から退くと8日に発表する前、息子と共に長めのクリスマス休暇をカナダで過ごしていた。

 英紙デーリー・メール(Daily Mail)によると、メーガン妃がカナダに戻ったのは9日で、今回、英国に長期間滞在する意図は最初からなかった。息子のアーチー(Archie)ちゃんを乳母に預けてカナダに残しており、メーガン妃は「当面の間、(カナダに)滞在する可能性がある」としている。

 ヘンリー王子夫妻の広報担当官はAFPに対し、「メーガン妃はカナダにいるとの報道を認める」と述べた。ただ、詳細は明かさず、ヘンリー王子もカナダの妻子のもとに向かう可能性が高いとするデーリー・メール紙の報道を認めることは拒否した。

 報道によると、エリザベス女王は9日、ヘンリー王子をめぐり王子の兄のウィリアム王子(Prince William)と、父で次期王位継承者のチャールズ皇太子(Prince Charles)と電話協議を行った。(c)AFP/Alice RITCHIE