【1月11日 Xinhua News】キリバスのタネス・マーマウ(Taneti Maamau)大統領は7日、中国上海市を訪問し「漁船」をプレゼントされた。マーマウ氏は8日昼、同市を離れるに当たり、今回の訪問はキリバス・中国両国の国交回復後初めての国事訪問であると同時に、自身最初の訪中であり、タイミングが極めて良かったと表明。同市との漁業、観光業分野での提携拡大に期待を示した。

 マーマウ氏は7日昼、上海に到着後すぐに上海水産集団を訪問、同社の新株発行による増資計画を聴取し、赤いリボンがかかるガラスケースに入った1隻の小さな漁船の模型をプレゼントされた。

 同社は10年前、投資のためキリバスを訪れ、同国の政府や企業と合弁でマグロ漁獲会社を設立した。

 マーマウ氏は、中国のマグロ消費量がここ数年、年平均30%の速さで増加し、上海での消費が7割を占めていることを知り、「キリバス20年発展計画」では漁業と観光業が主要な駆動型産業であると紹介し、同市との新たな漁業提携ができるだけ早く始まることを希望すると述べた。

 マーマウ氏一行は8日昼、高速鉄道で同市を離れ、浙江省(Zhejiang)杭州市(Hangzhou)に向かった。(c)Xinhua News/AFPBB News