【1月10日 CNS】氷と雪の街として有名な中国・長春市(Changchun)で、雪の彫刻テーマパーク「浄月雪世界」が開幕した。世界でも類を見ないような巨大雪像が集まっている。

 会場の広さは62万平方メートルに及び、使用した雪は12万立方メートルにのぼる。万里の長城をテーマにした雪像は長さ100メートル、高さ20メートル、厚さ25メートルという大きさ。本物の長城を再現したようなスケールに観光客は圧倒されている。始皇帝やチンギスハン(Genghis Khan)など歴史上の英雄の大型雪像も迫力がある。

 会場にはアミューズメントエリアも併設されており、雪や氷の滑り台、スノーモービル、スノージープなどが楽しめる。テーマパークスタッフの郗文宇(Xi Wenyu)さんは「中国東北部ならでは雪と氷のエンターテインメントを存分に楽しんでほしい」と呼びかけている。

「浄月雪世界」は2020年長春浄月潭ヴァーサ国際スキーフェスティバルのメイン会場でもある。80日間のフェスティバル期間中、クロスカントリーなどのプロ競技から映画・テレビ産業フォーラムまでさまざまなイベントが開催される。(c)CNS/JCM/AFPBB News