【1月8日 AFP】(更新)イランの首都テヘラン郊外で8日に墜落したウクライナ機に、イラン人82人、カナダ人63人らが搭乗していたと、ウクライナ外相が明らかにした。

 ワジム・プリスタイコ(Vadym Prystaiko)外相がツイッター(Twitter)で発表したところによると、さらにウクライナ人11人、スウェーデン人10人、アフガニスタン人4人、ドイツ人3人、英国人3人も搭乗していたという。

 ウクライナ国際航空(Ukraine International Airlines)のボーイング(Boeing)737型機は、テヘランの空港を8日午前6時10分(日本時間同11時40分)に離陸した数分後にレーダーから消え、テヘラン州内に墜落した。

 ウクライナ国際航空によると、同機は2016年に製造されたもので、墜落の2日前に検査を受けたばかりだったという。

 同社は「同機は2016年に製造され、(ボーイングの)工場から直接納入された。最後に定期技術検査を受けたのは2020年1月6日だった」と明かした。

 イランとウクライナの当局の初期発表では、同機のエンジンに不具合が起きたことが示唆されているが、ウクライナ国際航空は墜落の原因については詳述していない。

 ウクライナ大統領は、同機の墜落をめぐる調査と、国内の「すべての民間機」の徹底的な検査を命じた。(c)AFP