セレーナが「手堅い」新年スタート、ジョルジに快勝 ASBクラシック
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【1月8日 AFP】テニス、ASBクラシック(2020 ASB Classic)は7日、女子シングルス1回戦が行われ、大会第1シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)は予選勝者のカミラ・ジョルジ(Camila Giorgi、イタリア)を6-3、6-2で下し、新シーズンの初戦をストレート勝ちで飾った。
今月後半に始まる全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2020)で、歴代最多タイの四大大会(グランドスラム)通算24勝目を狙うウィリアムスは、力強いパフォーマンスで世界99位のジョルジを圧倒した。
優勝を逃した昨年9月の全米オープン(US Open Tennis Championships 2019)決勝以来となった試合について、38歳のウィリアムスは「実戦から長く遠ざかっていたから、手堅い試合ができたのは非常に良かった。今後に向けて良いスタートが切れたと思う」と振り返った。
ウイルス性の疾患で大会を棄権したグランドスラム通算2勝のスベトラナ・クズネツォワ(Svetlana Kuznetsova、ロシア)と当初は対戦予定だったウィリアムスは、キャロライン・ウォズニアッキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)とのペアで臨んだ前日のダブルスが準備に役立ち、そのおかげでニュージーランド・オークランド(Auckland)の荒れ模様の天気にも適応することができたと述べた。
「非常に難しい試合になるのは分かっていたが、ダブルスの試合をこなしたことがとても役に立った。きょうのようなコンディションで少しプレーし、慣れることができていた」
他の試合では、第3シードのアマンダ・アニシモバ(Amanda Anisimova、米国)がカテリナ・コズロワ(Kateryna Kozlova、ウクライナ)に6-3、6-4で勝利。昨年の全仏オープン(French Open 2019)で4強入りを果たし、世界から注目を集めた18歳の新鋭は、78分でストレート勝ちを収めた。
ウィリアムスやアニシモバの他にも、この日は前年女王のユリア・ゲルゲス(Julia Goerges、ドイツ)やペトラ・マルティッチ(Petra Martic、クロアチア)、ウォズニアッキも勝利し、シードの上位5選手全員が2回戦に駒を進めた。(c)AFP