【1月9日 CNS】中国・西安市(Xi'an)にある秦始皇帝陵博物院(Emperor Qinshihuang's Mausoleum Site Museum)は6日、2019年の同院における研究は予定通り進み、兵馬俑1号坑から出土した「陶俑(焼き物の人形)」18体と「陶馬」8体の整理と組み立てが完了したことを発表した。

 秦始皇帝陵博物院は秦始皇兵馬俑博物館を基礎とし、秦始皇陵遺跡公園を含む大型の遺跡博物院だ。兵馬俑坑は1974年に発見され、3か所の兵馬俑坑は「品」の形に配列し、総面積2万平方メートル。坑内には人や馬と同じ大きさの「陶俑」と「陶馬」約7000体が並び、非常に高い芸術的な価値があるとされる。

 考古研究者によると、調査の中で、1号坑の陶俑18体と陶馬8体の整理と組み合わせを完了させ、陶俑6体を修復、重要遺跡20か所を整理し、俑の破片93個を抽出した。2号坑では、主に陶俑9体の三次元スキャンと「跪射俑(Guisheyong、ひざまずいて弓を引く兵隊の人形)」の修復を完了したという。

 秦始皇帝陵の遺跡調査では、208万平方メートルの広さの面積の調査が完了し、413か所の遺跡を発見。その中には古墓葬94か所、陪葬坑7か所が含まれている。(c)CNS/JCM/AFPBB News