【1月7日 AFP】イングランドFAカップ(FA Cup 2019-20)は6日、3回戦が行われ、アーセナル(Arsenal)はチャンピオンシップリーグ(2部)のリーズ・ユナイテッド(Leeds United)を1-0で下した。

 後半に改善したアーセナルが、55分にリース・ネルソン(Reiss Nelson)が挙げたゴールで4回戦進出を決めた一方、リーズは前半に何度もチャンスを外したつけを払うことになった。

 しかしアーセナルのミケル・アルテタ(Mikel Arteta)監督は、チームの立ち上がりに納得しておらず、2-0で勝利した元日のマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)戦での立て直し方から多くのことを学んだと語った。

 アルテタ監督は英BBCに、「今はとても満足しているが、われわれは前半と後半に別のチームを目にした」と語った。「選手たちには、彼らがまさに直面するであろうことを伝えようとした」

「われわれはハーフタイムに姿勢や求めるものを変え、組織的な部分を修正した。すると、まったく違ったチームになった」「敗れたチェルシー(Chelsea)戦と勝利した試合で、私は選手たちが立ち直るのを目にした。だから私は彼らに伝えなければいけない」

 アレクサンドレ・ラカゼット(Alexandre Lacazette)のFKがクロスバーをたたくなど、アルテタ監督のハーフタイム中の指示はアーセナルに反応をもたらした。

 ラカゼットはアルテタ監督の叱咤(しった)について「彼は何度も怒鳴っていた。僕らは相手があのようなプレーをすると知っていたのに、監督が言ったことを守らなかった。だから彼は満足していなかった」と語った。

 この一戦では、ピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)が病気を理由に欠場しており、キャプテンを務めたラカゼットは後半に入ると前線からチームをけん引し、チームに決勝点をもたらした。

 ニコラ・ペペ(Nicolas Pepe)のパスを受けたラカゼットがクロスを送ると、これが相手選手に当たり、ネルソンがこのこぼれ球を押し込んでトップチームでの2点目を決めた。(c)AFP/Kieran CANNING