【1月4日 AFP】オーストラリアのスコット・モリソン(Scott Morrison)首相は4日、危機的な状況にある森林火災に対応するため、過去最大規模となる3000人の予備兵の動員を発表した。同首相は、数か月に及ぶ森林火災への対応をめぐり、大きな批判を浴びている。

 モリソン首相は、「今日の決定で、地上で活動する消防隊員、消火ヘリ、船舶の数が増強される」と述べた。

 この他、火災の対応に当たる軍を監督する立場に陸軍少将1人が任命され、ヘリを搭載した軍艦「HMASアデレード(HMAS Adelaide)」も配備される。

 オーストラリア軍はこの数か月間、上空からの調査や地図作製、捜索救助、後方支援、上空支援などの面で協力し、これまでに約2000人の兵士が消火活動に動員されている。(c)AFP