【1月4日 AFP】(更新)イラク国営テレビは、米軍が4日、イラクのイスラム教シーア派(Shiite)武装勢力の連合体「人民動員隊(Hashed al-Shaabi)」を狙った新たな空爆を実施したと伝えた。この情報について、米軍は今のところコメントしていない。

 米軍は前日の3日、4日の空爆のほぼちょうど24時間前に、イラン革命防衛隊(IRGC)の精鋭部隊「コッズ部隊(Quds Force)」のガセム・ソレイマニ(Qasem Soleimani)司令官を殺害していた。

 イラク国営テレビは、4日の空爆はイラクの首都バグダッドの北で実施されたと報じたが、標的となった人物の名前は伝えていない。イラク国営テレビは米軍による攻撃だと伝えたが、人民動員隊はどの勢力が攻撃を実施したのかについて言及していない。

 警察筋はAFPに対し、人民動員隊の車列が空爆され死傷者が出たと述べたが、死傷者の人数は明らかにしていない。(c)AFP