【1月2日 AFP】(更新、写真追加)会社法違反などの罪で起訴されて保釈中に、裁判を回避するため日本を出国した日産自動車(Nissan Motor)前会長のカルロス・ゴーン(Carlos Ghosn)被告について、フランスのアニエス・パニエリュナシェ(Agnes Pannier-Runacher)経済・財務大臣付副大臣は2日、仏国籍を保有している同被告がフランスに入国した場合、同被告はフランスから「送還されない」と発言した。

 パニエリュナシェ氏は仏テレビ局BFMに対し「もしゴーン氏がフランスに到着すれば、われわれは同氏を送還しない。フランスは決して自国民を外国に引き渡さないからだ」と述べた。

 パニエリュナシェ氏は、フランス政府もゴーン被告が「日本の司法制度から逃れるべきではなかった」と考えていると述べ、「法を超越する者はいない」と指摘。

 それでも、もしゴーン被告がフランス入りして日本がフランスに引き渡しを要求した場合、ゴーン被告に対しても一般市民と同じ規定が適用されると説明した。(c)AFP