【12月30日 AFP】(更新)米南部テキサス州で29日朝、日曜礼拝が行われていた教会で男が銃を発砲し、信者2人が死亡した。容疑者の男は礼拝に出席していた信者らによってその場で射殺された。警察が明らかにした。

 当局によると、事件があったのは同州フォートワース(Fort Worth)のホワイトセトルメント(White Settlement)地区にあるウエスト・フリーウェイ・キリスト教会(West Freeway Church of Christ)。

 ホワイトセトルメント警察のJ・P・ベベリング(J.P. Bevering)署長は報道陣に対し、「複数の信者らが撃ち返したところ容疑者に命中し、男は現場で死亡した」と述べた。

 同署長は危険を止めた「信者らによる勇敢な行動」を称賛する一方で、犠牲者の1人が搬送先の地元の病院で死亡したことを明らかにした。

 また当局は同日夜の記者会見で、さらに別の信者1人もその後死亡したことを明らかにした。米連邦捜査局(FBI)は、容疑者の犯行の動機について捜査している。

 世界の中でも特に銃保持者が多い米国では今年、銃による自殺や殺人、警察が関与した銃撃や事故などによって約3万6000人が死亡した。(c)AFP