【12月28日 AFP】英ポップ歌手の故ジョージ・マイケル(George Michael、本名:Georgios Kyriacos Panayiotou)さんが死去してちょうど3年後の命日となる25日、妹のメラニー・パナイオトゥ(Melanie Panayiotou)さんの遺体が自宅で発見された。55歳だった。遺族と警察が27日、明らかにした。

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 報道によると、英ロンドン北部の自宅で25日、姉のイオダ(Yioda Panayiotou)さんがメラニーさんが亡くなっているのを発見した。

 一家の弁護士、ジョン・リード(John Reid)氏は、「不幸にも、メラニーさんが突然亡くなったことが確認できた」と発表。「非常に悲しいが今はただ、遺族のプライバシーを尊重するようお願いしたい」「コメントは以上だ」と述べている。

 人気ポップデュオの「ワム!(Wham!)」のメンバーだったマイケルさんは、2016年のクリスマスにイングランド中部の自宅で自然死により53歳で他界した。歌手としての35年のキャリアを薬物摂取によって中断したこともあったが、生前、「ワム!」としては「ラスト・クリスマス(Last Christmas)」や「ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ(Wake Me Up Before You Go Go)」などの楽曲を手掛け、生涯でアルバム1億枚以上を売り上げた。姉妹2人と仲が良かったとされ、遺言書では2人に多額の財産とかなりの不動産を託していた。

 ロンドン警視庁(Metropolitan Police ServiceScotland Yard)は、25日午後7時35分(日本時間26日午前4時35分)ごろに「50代の女性が突然死したとの通報」を受けたことを明らかにし、「警察では、不審な点はなかったものとして扱っている。検視官が確認するために報告書がまとめられる予定だ」と説明している。(c)AFP