【12月24日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2019)女王のビアンカ・アンドレスク(Bianca Andreescu、カナダ)が24日、膝の故障を抱えている中で、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2020)の前哨戦となるASBクラシック(2020 ASB Classic)を欠場すると発表した。

 世界ランキング5位のアンドレスクは、ニュージーランド・オークランド(Auckland)で開催されるASBクラシックで大会第1シードにつけていた。しかし、大会主催者は短いコメント文で、同選手が「抱えている膝の問題」で欠場を余儀なくされたと説明。全豪オープンの出場も危ぶまれるかどうかについては明らかにされなかった。

 今年はBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2019)とロジャーズ・カップ(Rogers Cup 2019)に加えて全米オープンでも優勝し、三つの主要大会でタイトルを獲得した19歳の新鋭は、11月に中国・深セン(Shenzhen)で開催されたWTAファイナルズ(WTA Finals Shenzhen 2019)で膝を痛め、シーズンを最後まで戦えなかった。

 それから7週間近くコートから離れたが、今月上旬には報道陣に手術の必要はなかったと明かしつつ、「とにかく可能な限りリハビリに励み、できるだけ前向きな姿勢でいたいと思っている」と語っていた。

 来月6日に開幕するASBクラシックは、セレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)がトップシードとなる。(c)AFP